2016년 일왕의 마음 표명: 두 판 사이의 차이

2 바이트 추가됨 ,  2021년 11월 18일 (목)
잔글
잔글편집 요약 없음
20번째 줄: 20번째 줄:
|-
|-
| そのような中、何年か前のことになりますが、2度の外科手術を受け、加えて高齢による体力の低下を覚えるようになった頃から、これから先、従来のように重い務めを果たすことが困難になった場合、どのように身を処していくことが、国にとり、国民にとり、また、私のあとを歩む皇族にとり良いことであるかにつき、考えるようになりました。既に八十を越え、幸いに健康であるとは申せ、次第に進む身体の衰えを考慮する時、これまでのように、全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じています。
| そのような中、何年か前のことになりますが、2度の外科手術を受け、加えて高齢による体力の低下を覚えるようになった頃から、これから先、従来のように重い務めを果たすことが困難になった場合、どのように身を処していくことが、国にとり、国民にとり、また、私のあとを歩む皇族にとり良いことであるかにつき、考えるようになりました。既に八十を越え、幸いに健康であるとは申せ、次第に進む身体の衰えを考慮する時、これまでのように、全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じています。
| 이러하던 중, 몇년 전의 이야기가 됩니다만, 2도의 외과수술을 받고, 여기에 더해 고령에 따른 체력의 저하를 느끼게 된 시점에서, 지금보다 앞으로, 종래보다 무거[워질] 책임을 지는 것이 곤란하게 된 경우, 어떻게 몸을 처신할 것인가, 나라에게, 국민에게, 또한, 저의 이후를 걸어갈 황족에게 좋은 일이 될지에 대해 생각하게 되었습니다. 이미 여든을 넘어, 즐겁고 건강하다고 말해도, 앞으로 진행될 신체의 나약해짐을 고려했을 때, 지금까지처럼, 온 몸과 온 영을 다해 상징적 책무를 완수해 나갈 수 있을 것인가, 어려워지지 않을까라고 걱정하고 있습니다.
| 이러하던 중, 몇 년 전의 이야기가 됩니다만, 외과수술을 두 번 받고, 여기에 더해 고령에 따른 체력의 저하를 느끼게 된 시점에서, 지금보다 앞으로, 종래보다 무거[워질] 책임을 지는 것이 곤란하게 된 경우, 어떻게 몸을 처신할 것인가, 나라에게, 국민에게, 또한, 저의 이후를 걸어갈 황족에게 좋은 일이 될 지에 대해 생각하게 되었습니다. 이미 여든을 넘어, 즐겁고 건강하다고 말해도, 앞으로 진행될 신체의 나약해짐을 고려했을 때, 지금까지처럼, 온 몸과 온 영을 다해 상징적 책무를 완수해 나갈 수 있을 것인가, 어려워지지 않을까라고 걱정하고 있습니다.
|-
|-
| 私が天皇の位についてから、ほぼ28年、この間私は、我が国における多くの喜びの時、また悲しみの時を、人々と共に過ごして来ました。私はこれまで天皇の務めとして、何よりもまず国民の安寧と幸せを祈ることを大切に考えて来ましたが、同時に事にあたっては、時として人々の傍らに立ち、その声に耳を傾け、思いに寄り添うことも大切なことと考えて来ました。天皇が象徴であると共に、国民統合の象徴としての役割を果たすためには、天皇が国民に、天皇という象徴の立場への理解を求めると共に、天皇もまた、自らのありように深く心し、国民に対する理解を深め、常に国民と共にある自覚を自らの内に育てる必要を感じて来ました。こうした意味において、日本の各地、とりわけ遠隔の地や島々への旅も、私は天皇の象徴的行為として、大切なものと感じて来ました。皇太子の時代も含め、これまで私が皇后と共に行って来たほぼ全国に及ぶ旅は、国内のどこにおいても、その地域を愛し、その共同体を地道に支える市井の人々のあることを私に認識させ、私がこの認識をもって、天皇として大切な、国民を思い、国民のために祈るという務めを、人々への深い信頼と敬愛をもってなし得たことは、幸せなことでした。
| 私が天皇の位についてから、ほぼ28年、この間私は、我が国における多くの喜びの時、また悲しみの時を、人々と共に過ごして来ました。私はこれまで天皇の務めとして、何よりもまず国民の安寧と幸せを祈ることを大切に考えて来ましたが、同時に事にあたっては、時として人々の傍らに立ち、その声に耳を傾け、思いに寄り添うことも大切なことと考えて来ました。天皇が象徴であると共に、国民統合の象徴としての役割を果たすためには、天皇が国民に、天皇という象徴の立場への理解を求めると共に、天皇もまた、自らのありように深く心し、国民に対する理解を深め、常に国民と共にある自覚を自らの内に育てる必要を感じて来ました。こうした意味において、日本の各地、とりわけ遠隔の地や島々への旅も、私は天皇の象徴的行為として、大切なものと感じて来ました。皇太子の時代も含め、これまで私が皇后と共に行って来たほぼ全国に及ぶ旅は、国内のどこにおいても、その地域を愛し、その共同体を地道に支える市井の人々のあることを私に認識させ、私がこの認識をもって、天皇として大切な、国民を思い、国民のために祈るという務めを、人々への深い信頼と敬愛をもってなし得たことは、幸せなことでした。